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山小屋の一夜 [美しい罠]



「ハゲ山の一夜」といえば、ムソルグスキー。

二人が結ばれた星の煌めく夜は、
関係ないケド、一応不破じいの公式命日でもあるだワ。

リアルタイムでの最初の放送時、
なーーーんの予備知識もなく視ていた一般昼ドラ視聴者としては、
およっ、なかなか面白くなってきたではないの☆なラスト一週、

あ、この次どうなるの?でも、出掛けなきゃ…で、この回初めてビデオ予約をセット。
(でもこれ、最終槐を録るテープがなくって消してしまったワ←大あほ)

漸く結ばれることの出来た星の高原でのちゅー…、
よかったよかった、うんうんそうでなくては…と、大いに納得。
ま、まさか、あの後続けてあんなディープなラブシーンがあるとは予想だにせず…、、
す、すごいサービスだワ~~~[黒ハート][黒ハート][黒ハート]
と、演じきったお二人の力量は申し上げるまでもなく、
大胆&濃厚な演出を讃えると共に、制作サイドの計らいに感謝の念を抱いたほどでございました。

二人が結ばれるときは類子のボロアパートの続きのようなのを勝手に想像してただけに、
笑顔でのちゅっちゅちゅっちゅはかなり意外でもあり、
これが大人の恋なのかーと二人の経験値と余裕を思い知らされたような気にもさせられ…♡
(でも星の高原でのちゅー前のアップから槐というより実年齢の高杉氏に見えるのはわたくしだけ?)

嬉しい裏切りというかヤラレタ感一杯なカンドーの一夜。。

それが原因なのか元々なのか…、
実はストーリーの詳細をあまり把握してなかったという…w

この後、秘密の小部屋で不破じいが目をギラつかせてごっついナイフを持っていたのは、
ただのはったりというか、その時の心情を表現しただけのこと?とか、
この後、澪さんに郵便を送ったのは誰かとか…、

ギモンのままだったのだケド、
ま、いいや~ってww

DVDが発売されて、初めて協力者の存在にも気が付きました、わはは~(汗)

そのくらい、わたくしにとって山小屋の一夜は衝撃的だった?

なので、類子の赤い星になって燃え尽きたいも
ふぅ~ん、程度で右から左、
次の日、槐に黙って山小屋去ろうとしたことも、
なんでなんだ~、もうややこしいことしなくてもいいぢゃないか~とやや不安になったものの、
たまたま良いタイミングで槐が戻ってきたため問題にせず…。

二人が結ばれたなら、後はどうでも良かったのか?!
と、自分のテキトーをちぃっと反省。。


でも、昨日のローカル再放送、再放送にして泣けちゃったのでしよね。

DVD買っても大事に大事に視ようとお蔵入り状態。
物質的に大切に扱おうという気もあるのですが、連続して観ると感動が薄れそうな気がして…。

星の高原での類子さんの台詞をかみしめ、その表情の一つ一つを食い入るように見つめてると、
あぁ、あんなこともこんなこともあったけど、ようやくようやく…、、、じわ~~~って具合に。

つくづく想像や感性からのみ本やドラマを鑑賞する脳構造になっているようで…。

文章を読んだり聞いたりして泣く場合、
自分の実体験をベースに共感して涙するという経験もあるにはあるのですが、
(詩とか歌詞に多そうですよね)
わたくしの場合、知らない世界の知らない出来事に涙したことがほとんど。
(「シートン動物記」のタラク山の熊の話は、読み聞かせで不覚にも涙を見られたという思い出が)

笑顔のラブシーン、しかもラストを知ってるにもかかわらずこれだけの感情移入とは…、
と、自分でもちょと呆れそう?

で、
二人が結ばれたなら、後はどうでも良かったのか、
二人が結ばれたなら、後はどうでも良かったのか、
二人が結ばれたなら、後はどうでも良かったのか、

と、自問してみたのだけれど、
良かった…かもしれない。

後はどうでも。。。

一度思いを遂げられれば、
それで…イイ、かも?


最初の放送での最終回前、類子か槐のどちらかが死なないか不安だったのでしよね。
まぁ恐らく大丈夫だろうと高をくくりながらも、ひょっとしたら、万が一?ぐらいには。

ドキドキしながらも、
山小屋での一夜は、その場合の保険?
あの記憶があれば乗り越えられる?

どうもわたくしには
「一生に一度の契り」(by「娼婦と淑女」)がお好きな傾向があるようで…。

恒常的に関係をもつということは、
肉欲や生殖等々につながる別の側面がウエイトを占めて来そうな気がして
な、なんだかなんか馴染まない。。
関係を重ねる毎に純度が落ちてくるというか汚れちまいそうな。。。
カマキリの方が崇高かも?!
(ほとんど見てないので言い切るのはどうかとも思うのですが、
 今期昼ドラのような日常世界の粘着路線がすっごく苦手。。ヤダー、フケツー、キモチワルイ-)

で、
思ったのが…、

やった…いえ、思いを遂げたら生を全うする―

♪愛~それは~尊く~ 愛~それは~気高く~ 愛~ 愛~ あぁい~

この価値感って、
オスカルとアンドレの愛の形が刷り込まれてるってことなのでそかね??


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実は・・見せてます 2&第二部中盤 [美しい罠]



実は・・見せてます

…どころか、一昨日はわたくしがお風呂入ってる間に自分でデッキを操作して3話、
昨夜は2話見たようで。


この成長ぶりというか嵌まりっぷりが…、

嬉しいゾー!♪♪♪

周囲が腹に一物の中、
「なんかオヤジ(不破じいのこと)が一番まともに見えてきた」

戻ってきた草太・千津さん親子、川島さん等々、次々と周囲を手なずけてゆく類子の手法に
「凄い心理戦…!」(←激しい独り言w)

「雨に濡れる花」の回では、
雷雨の中、シャツぴたで湖まで類子を捜しに出る槐の姿に
「ええ男やなぁ(感心)」(性格ぢゃなく立ち姿にね)
…ってw

「この人、染五郎が龍馬の時の以蔵の人なのよ」と教えると
「へーっ、そうなんや、成長したなー」って。
(役者としてとか演技が…って言うより、
 半平太の犬だったのが、策士になって…みたいにとれたのだケドw)



リアルタイムの放送では、吉野尚美が再登場、
不破ファイナンスの顧客名簿が流出、類子が能瀬に…。

どうなるのっ、どうなるのっ…?!な第二部後半に比べ、
前半って、DVD買っても予想通りほとんど見ることがなかったのですが。

こうしてラストを知ってしまって見ていると、
また違った面から、面白いというか味わい深いというか。

第二部前半の類子さんって余り好きではなかったのですよね。
この方の魅力の一つは男前なところ。
恋する乙女のキモチを持ち続けながらも、
自分の感情に振り回されず、ひたすら前向きに理性と知性で困難を乗り切っていくのが
尊敬すべき点でもあったのですが、
対澪に関してはなんっかジメジメ。。。そんな女構うな、放っておけばいいぢゃないかと思うことしきり。
(槐を巡らなくても、類子には生まれや育ち以外にも才能という点で澪コンプレックスがあって、
 理想論で一々かんでくるのが腹立たしかったのでしょうね)
でも、澪の祖母の形見のガラスのツボを買い戻す辺り、
モノの価値を解ってないという説明にとても聡明さや貫禄が感じられたワ。

一方の澪はといえば、
恐らく最初みたときより、細々とした点でイヤな女~ということが目立つようになってきたのですが、
(最初は最後にブラック化するまでそれほどキライぢゃなかったんですよね)
この人は、槐が出所してきたときから
槐が自分の腕をするっとすり抜け、去って行ってしまうんぢゃないかという不安に
いつも苛まれてたのね…と納得。

ベッドで結ばれようが、婚姻届書かせようが、
ダメなものはダメだったとわかってしまってる今なら
愛を繋ぎとめておこうと必死でもがきあせりまくってる気の毒な人にも。
(社会的にも色々苦難があったケド、やっぱ槐が一番酷いと思う)

そっ、それにしても…「愛より金」、「金より愛」、
この二人には「愛も金も」の選択肢はなかったのかと思わずには…w

身の丈に合った愛も金もなんて思ってたら
赤い星になって燃え尽きるどころか
ドラマチックな人生を送れたりしないのでしょうね。


一方の槐はといえば、
明確な指針を掲げ、シャキシャキと行動していた第一部に比べ、
これがもし恋人なら「何考えてるか解らない~、も~っ」「一体どうするつもりなのよ~っ」的に
怒り出ししたくなるような優柔不断さ…というより、
相反する感情の狭間で心が揺れ動きっぱなしというかぶれっぱなし。
特に澪に対しては、こんな男いるよねーってカンジで何も考えてないというか、その場しのぎというか、なおざり杉。

そうそう、確か、高杉氏はお気に入りシーンの一つに、東京の澪んちのダイニングのパティオ前での抱擁を挙げられていたと記憶が…。
そう言われてみれば、月明かりの下、これはこれで綺麗なシーン。。
「約束する。三ヶ月経てば、戻ってくる。君と一緒にいきるために」
恐らく本当にこの二人が結ばれて欲しいと願っていたなら胸キュンな美しさ。
うん、美しい。。

(しっかし、正論を語る感動のシーンのようにも思えるのだけれど…、
 あなたが類子との事にけりをつけないうちは前に進めないと言うのならそれでもいい、
 その代わり条件がある。結婚しましょう、私達
 ―つまり、3ヶ月類子に関わることを許可してあげるから、その代わり結婚してね、
 …って、どんな論法??)


そんなドラマのようなラブ・シーンでなくても、(ドラマだって!)

深夜のももちゃん看病とか、鍵チャラ~ンからの抱き寄せとか…、

わははー、改めて歩くフェロモン(by教祖様)を実感…[黒ハート]

ここんところどんどん凄味を増してきてたというか、
やっぱ改めてすげーーーっと思わずにはいられない…!
いよいよ、第二部後編突入~☆


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実は・・見せてます [美しい罠]



「美しい罠」、こちらのローカル放送局での再放送もいよいよ佳境…、
第50槐も過ぎ、ももちゃんもすでに登場、最終ゴールに向けての助走に入ったかのような印象でしょうか。

さて、それに遅れること約20数槐?、HDDに録画したのを消去する前にもう一度鑑賞しているのですが、
(もちろんディスクにダビングはしておりましてヨ)

それが…、何とクラノスケと一緒。

「見る?」なんてきいても見ないと言うのは判り切ってるので、
何も言わず、しれーっと第1槐を流しておりました。
就寝前に彼の背中や足裏ぐりぐりしたり、途中から仰向けの顔や頭もみもみしたりながら。

―さあ、いよいよゲームの始まりだ!

「面白いっ」


えっへっへっ、
老富豪の財産を狙う展開に興味を持ったようで…。
(後から判ったことですが、他の夜ドラと同じ全十数回程度と思っていたとか)
わたくしが未だ抜け出せぬ泥沼に嵌まったドラマということは、まだ内緒。
(槐の人の…、川島さんとは…、ムズムズ…言い隊っっw)

そのうち「敬吾」といえばあほの代名詞のようにもなり、
「槐」だの「加奈子」という名前も口から出るようになり…(後は「お手伝いさん」とか「コックさん」)、
わたくしが見てた当日分の放送が(第二部中頃)チラッと目に入った際には
「この人(類子)大分顔変わったん違う?」とか。


昨夜はな、な、なんと、
「私にはあなただけ…」に始まり4話連続でみてしまいました。
(今まで2話連続というのはあったのですけどね)

「続きどっからだっけ?」には
「ジジイが地下室に来るとこから」って…w
(通称「不破じい」と呼ばれてるのよ、なんて…言い隊っw)


敬吾の銃暴発のすぐ後から、
彼の関心は誰が仕組んだか?ということに。

「叔母さん(レイさん)が、親父を狙ったとか」
「うっふっふっふー、それはね、ピロピロホニャララΦ〇φ×ρ▲∮…(口に手を押しあててる)」

「急にフランスから帰ってきたのが怪しい。…でも、あの人には理由がないし…、川島さんかな」
「ほほーっ、実は、ホニョホニョピロララζ▽§☆Ω◆Θ…」

「いや、やっぱり槐や、それによって云々…」
(ちっ、、、判ってしまう訳~?)


確たる証拠はないものの、彼の中ではほぼ槐と確定したようで、
素知らぬフリで秘書兼小間使いの仕事をこなす姿に
「こいつ、曲者やなぁ・・」と…。(うっふっふ~♪)

昨夜の地下での銃暴発の真相を巡る二人のやりとりには
「とことん悪りやっちゃなー」(へっへっへ~♪)

「大分悪りやっちゃ」(おっほっほ~♪)

一つ一つ畳みかけるように、類子が敬吾殺しの首謀者である根拠を列挙される際には(「知らないことは証明できない」みたいな話から)、
「…そや、…そうや」と合いの手を入れておりましたw(これ、彼の親兄弟もこんななのw)


「えへへーっ、この後どうなるんでしょうねー♪」
「最後、みんな死んぢゃうとか?」(クラノスケ)
「そっか、そう思う~?(そういやわたくしも最終回の予告では不安だったワ) ふっふっふー♪」

「このドラマに無駄な登場人物っていないのよ」
「この人(槐)ねー、『葵徳川三代』で、忠長してたのよ、わたくしたち、見てたのよ」
うむむ、喋れることってこのくらい。。(ムズムズ…)
黒の革手袋を買ったことも、
どこぞのファンクラブに入った過去も、オフ槐という名のお出掛けも、おほほ~、ひ・み・つ。


それにしても…、
改めて思ったのは、あれもこれも罠だらけ?
最終槐、シャボン玉見上げるレイさんの台詞から、
タイトル「美しい罠」は、愛が罠だったみたいに解釈してたけど、
ここかしこに散りばめられた罠の一つ一つが、
槐によって、そしてこの後は類子によって(槐、ブタ箱行きの件)仕組まれたのかと思うと、
美しいと思わずにはいられない…?
仕組んだ二人も美しいし、
それが愛(槐のはかなり歪んでるケド)によるものだと思うとまた一層美しいw


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知ってからみる「美しい罠」 2012-10-22 [美しい罠]



出ました「切り札」―、
本日の「美罠」再放送は第30回「罠」。

初見、わたくしの中ではターニング・ポイントとなった回だと記憶しております。
打ちのめされた類子が湖の桟橋に倒れ、雨に濡れて戦いを決意!
類子同様手酷い裏切りに遭い、翻弄され、
「なんて非道い男なんだー!!」ヾ(。`Д´。)ノ彡と沸々とたぎらせた怒りを類子に託した回でした。
そ、そうか…、そういう話だったのね…、類子、負けないでっ!と、
俄然高揚し、期待と興奮入り交じるワクワク感一杯で見終わったものです。
(どうもわたくし、女の意地のお話が大好きみたい♪)

久々に見てみれば、
(この辺り、辛いのであまりDVDも見直してないような)
「切り札」以外にも、
「愛より金」
「金の為に心を一つにすること。それが俺たちなりの愛し方」
等々、名台詞がいくつか。

「愛だの恋だのを信じてたどこにでもいるバカな甘ったれ」視聴者としては
悔しさ一杯の回だった訳ですが、

よくよく注意していれば、愛より金なあの男、
追い詰めるだけ追いつめたた後に、
「ここから逃げたければ逃げればいい。
それとも、このままここで俺と一緒に大金を手にするか。
どうするかはあんたの自由だ!」
(ふぅ~ん、分け分けする気はあったのね)
なんて、言い捨てているのでしよね。

しかもその後、自分のベッドと布団にボンボン当たってるし。
―愛と金のせめぎ合い?

んでもってウェディング・ドレス姿の写真をわざわざライターで焼いてるし。
―とんだ感傷屋さん?

その後を思い起こしてみれば…、
なんだかんだ言いながらもまだまだ女を信じる
「どこにでもいる、ただの甘ったれ男」…?ワハハΨ(`▽´)Ψ

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因みにずっと後日読んだ某記事によると、
第一部の頃、高杉氏は「切り札」って何のことなのかまだ知らされずに口にされてたとか。
(違ってたらごめんなさい)

本日10月22日は高杉氏のお誕生日♪

[かわいい][ぴかぴか(新しい)][かわいい][ぴかぴか(新しい)] [ぴかぴか(新しい)][かわいい][ぴかぴか(新しい)][かわいい]

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知ってからみる「美しい罠」 その2 [美しい罠]



わりー男…、
自らの手は汚さず、
冷徹非情に容赦なく人を片づけてゆく男…。

うぅ、ビルの屋上で甘い夢を見せられて以来、
わたくし、信じてはいけない男を信じてしまっていたのでしよね…!


投資話の詐欺に遭った被害者曰く「利息が良過ぎたら疑ったのだけれど…」。

そう、花嫁募集の怪しいメール、
美味し杉る話には警戒するものの
理に叶った遺産分割の話、
四分の一ならそれもあり?と、ゲームに乗ることは…う~ん、ありかも。

けれども蓋を開けてみれば敬吾の死により、
四分の一は二分の一に…。


「本当にコワイのは、警察よりもここの家の連中だ」

…ち、ちがうっ!あんただ~~っ!!

初見、類子目線で見ていた「私にはあなただけ」のちゅーは、
事件以来、槐の支えを求めたいたにも拘わらず、
ずっとお預けをくらってた類子が
辛うじて束の間の安息を得ることが出来た一瞬だと思われておりました。

真相を知ってからみても、
抱える罪の重さは違っていたとはいえ、
敬吾に対する良心の呵責にさいなまれる二人が
もうなにも考えたくない、思い出したくないと
そこに確かに存在する愛に縋った、互いを求め合った瞬間、
身体を投げ出し久々に心を一つにした瞬間だと、、、

あり、更に疑惑が…。


ひょっとしてあの男、これも演技だったとか…?

。。。



それはともかく、

敬吾抹殺より不破じい抹殺より、
本当にコワイのは
愛する女を罠にはめて共犯者どころか一連の事件の首謀者・主犯に仕立てあげる―

仮にどれほど鬱陶しい存在になろうとも、
不破から類子への相続が完了しないことには
槐の元へは一銭たりとも入ってくるルートはなく、
この時点ではまだ後の切り札・百香の存在も転ばぬ先の杖?不確定な結果待ち。
(なるほど、類子が不破の子どもが出来たらマズイ筈→抹殺の手間が増えるぅ)

類子を経由してしか金を得ることはできない槐にとって、
(戸籍を操作出来るんだったら自分がじいの養子になりゃ良かったんぢゃないか?)
類子との愛…いえ、パートナーシップに亀裂が入っていた場合、頼りとなるのは
「全てが無事に片付いた暁には、いずれ私が相続する事になる遺産の半分を、貴方にお支払い致します」
のドラマ冒頭類子に書かせた誓約書。

け、けど、この誓約書は類子に無実の罪を被せるどころか、
この先、類子を実行犯としてしまう悪魔の質草に…!


ううっ、わたくしの中のオトメな心が叫ぶワ。

星空のビルの屋上での口づけは、心が通い合った証ではなかったの…?
あの時二人の心は確かに繋がっていた筈…!


こっ、この人非人っっ…!



この男の頭の中のその後のシナリオってどうなっていたのでしょうね。

例え上手く事が運んだとしても、
二人で財産山分けの図なんて想像が…。

四分の一に満足しない男が、二分の一に満足できるのか…?


その先に待ち構えてるものは、

良くして類子相続欠格者の上、刑務所送り…。
(そういや以前、女囚類子なんてのも考えたワ♪)


悪くすれば…(((( ;゚Д゚)))




ドラマが始まってすぐの頃は
類子がいかにして不破の花嫁に納まるかという話だと思っていたのですよね。
結婚式後は、
秘密の小部屋を介して繋がる二人が、
いかにして不破に見つからず関係を深めていくかという話、
部屋の存在と共に関係が露見してしまうのをハラハラ見守る話かと。

どうせ不破は老い先短いんだし、
ちょっとしたハズミでどうにかなりそうだし。
今でもわたくし、なんでそれが待てないのかと思わずにはいられないワ。
(類子は結局草太とよろしくやりながら待てたのでしよね)


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知ってからみる「美しい罠」 その1 [美しい罠]



※ ドラマの行方、知らない方はご覧にならないでね






DVD、買ってすぐ一通り観て以来、ほぼ封印にも等しい状態だったもので…、
数年ぶりに改めて最初からストーリー追い中の「美しい罠」、
テレビ大阪で絶賛再放送中?!


ラストを十分過ぎるぐらい知っているにもかかわらず、
初心に引き戻され、
もうすっかり類子目線で話を追わずにはおれません。
敬吾の死以来、心理的に追い詰められていく類子を見てるのがもう苦しくて切なくて…。


幼馴染が血を流して転がる傍らでの烈しいちゅー…、
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初見では、
お前を失いたくないだのなんだの…
こっ、この三文役者(モチロン高杉氏ではなく槐のこと)の強引な三文芝居に
わたくしすっかり縋っておりました。

だって、だって、
「おはようございます奥さま、ご気分はいかがですか?」の笑顔の人が…、
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仕組んだなんて思いたくないっ!
二人の愛は永遠…、
9割9分黒であっても、
オトメは貴方を信じたいっっ…!


とはいえ、銃暴発事件の真相を知ってしまってる身としては
記憶を抹消してしまう訳にもいかず…。

リビングでラブイチャな不破じいと類子のバンコク出張の会話を、遠い目で聞く槐…、
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すでに決心を固めたのかっ?!

すっかり奥さまになってしまった類子に言い寄る槐…、
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目的はハンカチだったのかっ?!

回想にふけりながら眺める類子の写真…、
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ストーカー紛いにコレクションでもするのかと思われたハンカチ…、
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思慕の情を募らせているかと思われたのは…、
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ちょっとは抱いていた愛情への決別の思いだったのかっ?!
(それとも愛しながら罠にかける?)

これらが全部腹を括っての仕業だと思って見ると…、

こっ、こえええぇぇぇぇ~~~!



そ、そして…、
地下の秘密の小部屋から槐部屋の「私にはあなただけ…」へ続く一連の流れ…。

憔悴しきった上に、冷蔵庫の忘れられてた食材の一件で更に追い打ちをかけられ
「もうおしまいよ」と取り乱す類子に、
「何も怖がる必要はない」「証拠は何もない」
と、落ち着かせようとする言葉は、
一層強く、自らに言いきかせるかのようにも…。

初見、わたくしの中のオトメな心は、
一生懸命銃暴発を仕組んだ真犯人に思いを巡らせつつ、
あくまで敬吾死体遺棄(+財産強奪)に対する罪の意識と解釈してたのでしよね。
あるいは類子に対しての同調。。
(俺だって苦悩してるんだゾー的な。)
でもこうして改めてみてみると
もう明らかに銃の細工に対する重みであることがひしひしと…。

そして、そして…、
「証拠は消せても記憶までは消せないわ」
と錯乱する類子に応えるように、

「俺がこの手で敬吾を…、あの時の冷たくずしりとした重さは俺のこの手が憶えている


敬吾の重さは俺達が手にする金の重さだ!
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そう思えば堪えられる!そうだろっ?!」

ひっ、ひえええぇぇぇ~~~!

悪りぃやっちゃ~~~!!



わたくしやっぱり一人の人間…っつかキャラとして
この男信用できないのでしよね。
(わたくしが好きなのは最終回CM後の寡黙な槐。。。)



けっ、けど、それはそれで…、

「愛より金」どころか、あからさまに
金こそすべて…!

と言い切ったこの外道っぷりにわたくし萌えを覚えたワ[黒ハート]


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