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旅行を終えて [シェムリアップ]



今回の旅行、
印象的だったのはガイドさんと田舎のブティックホテルの「おもてなし」でした。

ガイドさんと運転手さんにはすっごくお世話になりました。
初対面の印象は若そうなガイドさんでハズレ?と思ったけど
(みなさんちゃんとすべき仕事はこなされるんだけど、
 通り一遍の説明だけじゃなく、どれだけ興味深かったり面白い話をきかせてくれるかという点で)
若くして色々な経験を重ねられた方で、とても印象深い方でした。

なんというか人懐っこいというか良い意味で人たらしw
物腰が柔らかく、
せっかくカンボジアに来たのだから色々紹介・体験させてあげたいという気持ちが旺盛で
出来るだけ相手の希望に応えてあげたいと努力されてる様が伝わる好青年でした。
お話を伺ってると、何事もポジティブに変換して対処しようとする性分らしく
真面目なひたむきさにみんなが応援してあげたくなるような。

東日本の震災の時は帰国1週間前で
仙台近くにホームステイされてたそうで半年滞在を延ばされたのだとか。
カンボジアには地震はないそうで、
こちらでは凄い体験した人ということになるんでしょうね。

最終日は空港送迎だけだったけどお名残り惜しかったワ。
生き方の参考にさせて頂きたいと思いました。


田舎のホテル滞在も素敵な忘れられない体験でした。
農耕民族の遺伝子が求めてる?
田園に囲まれた立地はなんか落ち着くというかノスタルジック。
食材を庭先に刈りに行ったり、牛と共生したり。
実際は大変なんだろうけど本来人ってこうして暮らしていたのねって感じでした。

夕食後のダンス大会は結構日常的なもので
集落のあちこちでは週末になると一族が集まって
繰り広げられているような気がするのですが(シーズン的なものかも)
なんかいい~。

それはそれで面倒な行事の側面があるだろうし
どう考えてもうちじゃあ無理!なのだけど
エトランゼにはステキな体験どした。

トレッキングを主な目的としてツアー参加したことのあるココ父は
夕食のたび、作る段階からシェルパやコックさんが歌って踊る文化に
時間がかかって仕方ないとあきれてたことがあったけど
わたくしもこんなのもいいよねと思えるお年頃になってきた?と思う一方で
観光型から体験型旅行にシフトしていってる当節の世界的潮流なのかも。

帰国後日本的なお礼をお送りしようと送る手段を検索してみたのだけど、
えっ、小荷物は郵便局に取りに行く?
しかも受け取る側がなにがしかのお金を払う??

なんか迷惑をかけそうなのでやめて、お礼のメールを送るにとどまりました。

ちなみにディナー後のダンス大会は
何泊かしたらみんな付いてくるというものではないと思われます。

それは…わたくしたちが新婚さん(⋈◍>◡<◍)。✧♡だと誤解されたから。

以前ハノイのホテルにチェックインしたときも花束をもらって面食らったことがあったけど
その時の教訓から、こんな時は否定せずに喜べばそれでみんなOK~と思うようにいたしました。
こっぱずかしいけど「今夜のことは忘れないでしょう」みたいなご挨拶もしたワ。
多分ホントに忘れないと思うw



鉄ヲにおみやげ。
ちょっといい草履とスーパーの草履。(室内履き用として重宝)
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ちょっと有名なお土産お菓子とついでにココナッツオイル。
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職場のバラマキ用に必須の日本人に有名なアンコールクッキー。
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スーパーで買ったお菓子とはちみつ。
チョコレートは期待できないけど、クッキーは美味しいお国柄かと。
下左端のナッツ菓子はスーツケースの中で袋が開いてて大変でした。
機内の気圧の変化についていけなかった?
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…ということで、
のんびりなのか盛り沢山なのか一口には言えない旅行でした。
最小限の有名遺跡にしか行ってないつもりだったけど
帰国前日は連続訪問でしたワね。
多分普通のツアーはこれを半分の日程でこなすのかと。
毎回余裕をもってプランを考えてるつもりなんだけど
観光に出ない日でも暇やねー何するー?と思う暇のないいつも通りのペースだったような。

行くことがあるなら次回は違う季節に、と思うけど
やっぱ暑い時期は大変そうw(外出を早朝・夕方に絞ればいいのかも)

シェムリアップは観光都市なので町の中心地は思ったより便利で
(逆に言うなら観光客向けの食事も買い物もそこしかない)
主な公共交通機関のトゥクトゥクを
上手く使いこなせるようになったらとっても楽に観光出来ると思います。

食べ物だってわりと日本人の口に合う方。(お肉は硬い)

少し車で走れば田園風景が広がり、
高床式の伝統家屋の田舎の生活が残されてます。

町中では人々が忙しそうに通勤通学に移動し
(なんと小学生でもバイク運転OK!)
夜になれば道路脇に屋台が出、移動遊園地みたいのも。
家族連れで外食してる人達もいて景気はよさそう。

ただ日本に比べると街で高齢の方を見かけることは少ないような。
内戦時の影響もあって高齢人口は少ないんだとか。

特徴的なのはおばあちゃんの頭は短髪で
ガイドさんによると、高齢になると出家されるとのこと。
お寺に入らず家で過ごすことも多いらしいのだけど
余生を仏門に託す?
そんなのもありかも~と思ったけど、日本だと面倒見切れない数になってきますわね。

ベンメリア付近にはコースをはずれるとまだ地雷が残ってるとか?
ちょこちょこああここはカンボジア、的な現状を目に耳にすることがあります。

でも観光客が押し寄せるシェムリアップの景気は見るからに右肩上がりで
施設や道路がどんどん整備され
内戦後生まれた人々にとって内戦は歴史の1頁に過ぎず、
ピラミッド状の人口構成はますます過去のものとして行くのでしょうね。

ニコニコした物腰の柔らかい市井の人々の中に
泥水をすすった経験が刻まれてるとは思いづらかったけど
考えてみれば日本だっておんなじ。
戦争体験者がそこここに居るんだったワ。

ということで数十年前に刻まれたトラウマ写真の衝撃も薄れ、
諸行無常、人の上を時間は通り過ぎて行くのね的な締めくくり…になりかけたけど

心残りはノンパン(ヌンパン、ノムパン)! ノンパン・パテ~!
バイン・ミーは日本でも食べられるけど
ノンパンはねー。
誰か作って~♪


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帰国前 [シェムリアップ]



旅の最後を締めるのは恒例、スパ♪
今回はアレンジ前の基本ツアーに元々含まれてたので
そのまま宿泊ホテルで受けることに。

アフタヌーンティーから戻ってヴィクトリア・スパへ。
お肌ケアのコースもあったけど
もともと凝り固まった上に乗馬で新たな筋肉痛を上塗りした身体には
マッサージ!w
カルテの身体図の前後ろの悪いとこに一杯チェックの○をつけてお渡し。

クラノスケと同じ部屋に通されて
おパンツ一丁でガウンにお着替え。
紙パンツみたいなの渡されると思ってたので
わたくし、恒例荷物軽量化のための旅先廃棄用逆勝負パンを履いてて激しく想定外!
気付かれないかメチャ気を使ったワ~ww

マッサージはといえば、クラノスケと同じコースであったにもかかわらず
進行度合いが違ってて、各々の希望の場所を集中的にケアしてくれていたようで
華奢なおねいさんの細指が…きく~~~♪

わたくし、マッサージは断然女性の細指派。
ツボにぐぐぐぐーーーーと入っていくのがお好みで
男性の太指はいくら力があっても有難味が半減なのでしよね。

クラノスケはすぐに高イビキになってわたくしも最後の方はうつらうつら…。
もう終わりというのが残念なほどキモチよかったですぅ~。

最後にシャワーを浴びてスッピン&ゆるい服装になって深夜便での帰国の準備万端!
…の前に着替えたの捨てなきゃ、と思ったんだけどホテルフロントにはゴミ箱がなく…。
ワハハ~、空港のゴミ箱でようやく廃棄。


空港は町中から車でほんのスグで、余裕を持って着けたのだけど
色んな国の団体さんもたくさんいてみんなまだまだ楽しげにワチャワチャ状態。
搭乗予定のチェックインカウンターに並んでたら、虫よけスプレーを持っていることを思い出して
スーツケースに移し替えた方がいいんじゃないかとかクラノスケとワヤワヤしてたら
後ろの人から気軽に「そんなの大丈夫だよ!」(中国語かと)みたいな声がかかり
ワハハ、わたくしたちも団体さん?

列は進みわたくしたちの番になったのですが別のカウンターへ行く様告げられ
なんで???と全くの意味不明~。
更に待たされること暫し(コンピューターですごく調整してるらしかった)。
シェムリアップ-ホーチミン便はこの時間帯何便も飛んでるらしく、
少しばかり早い便に振り分けられたようでした。
ということで、さようならシェムリアップ、さようならカンボジア~。

ホーチミンへはほんの1時間弱。
ダナン乗り換え以来で、また乗り場を移動するのかと思ったけど
よくよく考えたら国際便から国際便への乗り換え。

建物外に出ることはなかったけど、
これが…わっかりにくいところに手荷物検査場が。
トイレかと思った…訳ではないけど、小さな入口の小部屋に
検査機が2台ばかりあって
そこさえ通過すれば馴染みの広い出発ゲートに出るのけど、
ホントに地味な空間。

休めるところを求めて出発ゲートの端っこまで移動すると
「スリープ・ゾーン」と書かれた仮眠用ブース(鍵付き小部屋)が出来ていて
無料だったら使いたいところだったのだけど、
同じベンチに居た日本人ビジネスマングループの一人が丁度検索されて
漏れ聞こえてきたのは1時間7ドル。
そこそこいたしますのね。

両手にスーツケースをもったおっちゃんがエスカレーターを降りようとしてるのを
大丈夫~?と思いながら見ていたら、
案の定階下に向かって滑り落ちる大音響がしたり(おっちゃんは大丈夫だったみたい)
こうして遡ってみれば記憶の断片がまだ掘りおこされる余地はあるようだけど
今回の観光記事は雑だったようなw

とりあえず帰ったらすぐブログには残しておこうと思ってるのに
帰国から早や3カ月近く~。
しかもまだ前回のインド旅行写真集が、ウダイプール到着ぐらいまでしか行ってない~ww

まあ次回でシェムリアップ旅行記も終わりの予定ですが。







 


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続 午後のコロニアルホテル  [シェムリアップ]



まったりを決め込んだシェムリアップ最終日の午後は
ラッフルズ、いえ、グランドホテルでアフタヌーンティー。

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事前にヴィクトリアから予約を入れてもらってたんだけど
それらしきところはみつからず…。
こちらも名前が変わってました。
(そーうや電話口でなにやら訳のわかんないこと言ってたワと今頃思い出した)
「ラ・コンサバトリー」と思ってたけど、
別のレストランの受付カウンターでその旨を告げ
案内されたのは「セレブリティ バー」。
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お客はわたくしたちが訪れた時は一組の老夫婦と
ロウテーブルのソファー席にビジネスと思しき3人組が居ただけで
ただただ静かに時が流れていくといった感じで…

植民地時代や内戦の頃はどんなだったのかなとか色々想像。。
うー、まったり!

なんというか…、ザ・観光客した格好だったものだから
場違い感を感じずにはいられなかったワw
別にラフな格好してた訳ぢゃないんだけど、バッグを肩にかけてただけで
泊まれないけどアフタヌーンティーに来たかった旅行者感を放ってたような気がしますw
(その通りなんだけど)

たまたまなのだけど、老夫婦が静かに過ごすためのカフェ的イメージが強くて
みんなシック~~。
白いビジューきらきらのノースリーブの自分が薄っぺらく思える
重厚感が蔓延してたワ。

とはいえ、バーのスタッフは素敵な笑顔でとってもキビキビ。
気が付けばポットのお茶を注いでくれたり声掛けしてくれたり、
居心地はよかったのですが、
なんか自分サイドに何となくスマートじゃなかった感がww
(ホテルもバーも見つけられなくて四苦八苦した後だったし)

内容はといえば
乗馬に行ったお陰で朝食ビュッフェがブランチみたいな感じになってしまい
ランチとサパーやディナーを兼ねてラパー?あるいはランナー?なんて思ったけど
まあこれぞまさしくアフタヌーン・ティー?

わたくし、クメール・スタイル
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クウラノスケ、ウェスタン・スタイル。
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お味は…えーっと、えーっと、昭和中期の日本?!
特にクメール・スタイル右上の色とりどりのお菓子は
「三丁目の夕日」当時の伝統を頑なに守り続けてる田舎町〇〇堂の贈答菓子的味わい?
洋菓子の方も相当のものだったような。

コスチュームが気になるドアボーイ。
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クラシックなエレベーター。
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使えてるみたいな電話。
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アール・デコっぽい照明とツリー。
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カウンターの後ろは古のキーボックス?
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おなかパンパ~ンになった後は再び表玄関へ。
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よく見たらクリスマス仕様の飾り付け。
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ところで、帰国後丁度このタイミングでテレビを見てて知ったのですが

ーなぜ、アフタヌーンティーのサンドウィッチには必ず胡瓜サンドが含まれているのか?

答えは…アフタヌーンティー発祥の頃、
英国では気候的に栽培が難しいキュウリを調達できるということはステイタスの証。
温室を持ってたり高価な輸入品を購入可能なお貴族さまや富豪にのみなしえる
おもてなしの食材として必須だった伝統を受け継いでいるからなのだとか。

サンドウィッチが大好きでもキュウリが大嫌いな鉄ヲなんかにとっては
迷惑な伝統でしかないでしょうけどねw

 


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午後のコロニアルホテル [シェムリアップ]



乗馬から帰ってきて遅めの朝食。
正午のチェックアウトの後は
お名残惜しいワ…と、ヴィトリアの回廊のそこここにあるリビングコーナーみたいなところで一服。

のんびりしてると雨が。
豪雨が。
熱帯だワ~。

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しばらくすると小止みに。
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ややこしいけど表に出てみました。
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丁度クラシックカーの一台が帰着、
車寄せに入っていきました。
ちょっと乗ってみたかったけど
乗る時はボブか耳隠しのウェーブヘアにローウエストのアール・デコスタイルかしらねw
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そんなコロニアルな気分に浸りながら向かったのは
徒歩3分程度のところにある市内随一のコロニアルホテル、ラッフルズ。

ところが当たり前のようにここだと思って訪れたホテルの前には
ラッフルズの表示はなく、
ホテル前の草引き中のおばちゃんにきいても
そんなホテル知らないって感じで…。
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仕方がないのでヴィクトリアに戻り、
ベルボーイに尋ねたらやっぱりここ!
屋根の下の壁の文字は「グランド ホテル ダンコール」
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検索すると
「ラッフルズ グランド ホテル ダンコールRaffles Grand Hotel d`Ankogkor」
で出てきます。

なんだー、やっぱりここだったの。
グランドホテルなんてきいたことなかったから
何か由緒ある建物を、最近進出中の中国系資本か何かが買い取って開業したのかと思ったワ。
ということで今度はおスルスルと…いえ、ちょっとキンチョーの面持ちで入館。

次回に続く~。


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